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分からないことを分かりやすく

脱獄犯と間違われた高校生がパトカーに追跡され死亡・・・これ誰の責任なの?

留置中に富田林署から逃走した樋田容疑者

 

その人に似た人がいるとして通報を受けた大阪府警が追跡したのは、実は別の人物である17歳の高校生・・・

 

その後、彼はバス停の柱に衝突し、頭などを強く打って死亡って・・・

 

www.sankei.com

こういう場合の責任って、誰にあるの???

 

ってことで調べてみた

 

 

 

 

まず、樋田容疑者についてまとめよう

 

樋田淳也とは

大阪府警のサイトを確認すると次のような情報があった

  •  氏名 樋田 淳也(ヒダ ジュンヤ)
  • 生年月日 昭和62年12月29日
  • 身長 約163センチメートル
  • 身体特徴 傷その他(左耳、数個、手術こん(左前腕、5.0センチメートル以上)、あざ(左頚、1.0センチメートル未満)、左ふくらはぎに入れ墨 

2018年8月12日の夜に、富田林警察署の留置施設から、性犯罪や窃盗などの容疑で逮捕した男が逃走した、とのこと

 

この記事を書いている8月31日時点でも行方は分かっておらず、警察は3000人体制で捜査を行っているという

 

www.mbs.jp

追跡したパトカーに責任がある?

 

パトカーの追跡による事故について調べていると

ある最高裁判例を発見

事件番号  昭和58(オ)767
裁判年月日  昭和61年2月27日
判示事項  警察官のパトカーによる追跡を受けて車両で逃走する者が惹起した事故により第三者が損害を被つた場合において右追跡行為が国家賠償法一条一項の適用上違法であるというための要件

 

判示事項っていうのは、判決や審決等の中で述べられている事実認定、法解釈、判断等に関すること

このなかでは、パトカーの追跡によって第三者が損害を受けた場合の責任について判断が下されている

 

 

国家賠償法の第1条第1項では、
 
又は公共団体の公権力の行使に当る公務員が、その職務を行うについて、故意又は過失によつて違に他損害を加えたときは、又は公共団体が、これを賠償する責に任ずる。
 
とあるように、公務員が故意又は過失によつて他者に損害を与えた場合は、又は公共団体がその責任を負うとされており、故意又は過失があったかどうかがポイントになっている
 
 
 
判例から一部抜粋すると
 
およそ警察官は、異常な挙動その他周囲の事情から合理的に 判断してなんらかの犯罪を犯したと疑うに足りる相当な理由のある者を停止させて質問し、また、現行犯人を現認した場合には速やかにその検挙又は逮捕に当たる職責を負うものであつて、右職 責を遂行する目的のために被疑者を追跡することはもとよりなしうるところであるから、警察官がかかる目的のために交通法規等に違反して車両で逃走する者をパト カーで追跡する職務の執行中に、逃走車両の走行により第三者が損害を被つた場合 において、右追跡行為が違法であるというためには、右追跡が当該職務目的を遂行する上で不必要であるか、又は逃走車両の逃走の態様及び道路交通状況等から予測される被害発生の具体的危険性の有無及び内容に照らし、追跡の開始・継続若しくは追跡の方法が不相当であることを要するものと解すべきである。

 

 

 つまり、

  • 職務遂行上不要な追跡
  • 不適当な方法による追跡

が行われていたとすれば、警察に責任があることになる

 

 

 

今回のケースでは?

 

報道によれば、この高校生は無免許

 

しかもバイクは盗難車

 

 

・・・自分が悪いことをしていると分かっているから逃げたのか

 

 

警察側としては、容疑者に似ている人物がいれば追いかけるのは当然なわけで

自分にやましいことがなければ素直に止まって協力すればいいだけの話

 

 

 

警察に非はないでしょう

 

 

さすがにこの高校生には同情できないです

 

 

 

 

 

この件に関する記事を読んでいるときに気づいたんだけど

まるで警察のミスで高校生が死亡したかのような見出しが多いこと・・・

 

読んでるうちに、警察には何の問題もないことが分かりましたが

 

 

 

 

 

 

新谷副署長も「追跡行為は適正だったと考えている」とのコメントを出したそう

 

 

 

まあ、あくまでも

  • 職務遂行上不要な追跡
  • 不適当な方法による追跡

があったとすれば、警察の責任になる可能性もあるということで

 

今後も警察の方々には頑張ってもらいたいですね

 

 

 

 

 

まとめ

 

今回のケースについては、高校生本人の責任

警察に非はなし

 

もし、警察に過失があればその責任を問われる可能性あり

 

ということ

 

 

 

 

 

 

 

 

なお、大阪府警によれば

この事件に関する情報を持っている方はどんな情報でもいいので下の連絡先まで連絡を

とのことです

 

 大阪府警察本部捜査第一課(富田林警察署刑事課強行犯係)
〒584-0032 大阪府富田林市常磐町2-7
TEL 0721-25-1234 (内線611、616、617 夜間341)

 

 

早く容疑者が捕まればいいんですが